病気・症状
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実践で役立つ学び

当院では、 「症状」を「悪いもの」とはとらえず、「体のバランスの崩れを解決しようとしている状態」であり、「正常になろうとしているサイン」 であると考えています。
例えば、皮膚病は体内の老廃物や、口などから入ってきた有害物質などを排泄しきれなくて、体の中に溜め込んでしまい、溜めに溜めてしまって、仕方なく皮膚から出さざるをえない状態である可能性が高いとも考えられます。
もしそうならば、安易に薬などで「症状を抑えつけること」は、せっかく排泄しようとして、体がやっと見つけた排泄ルートを遮断することになり、結果的に体内に老廃物をまた溜め込むことになり、見た目の症状は消えても、体内ではかえってこじらせているかもしれません。
表面的な困った症状だけを取り除くだけでは、根本的な問題は解決されていないので、しばらくすると、同じことが起こったり、また違った形で問題が生じてきたりするのです。
そのため、「症状」が軽くなったところで薬を減らしていくと、「おっ、排泄ルートがまた使えそうだ!」と体が判断して、皮膚からの排泄が始まり、見た目に は「再発した…。」という印象になり、「これは一生薬を使い続けていくしかありませんね…。」という結論になっているケースもあります。
その結果、同じ病気が3年も続き、悩み、困り果てている飼い主さんが多い印象を受けております。
もちろん、上記の皮膚病の例は、数ある理由のうち、ほんの一例にすぎませんが、見た目の「症状」のみに焦点を当てていると、根本的な原因を見逃してしまう事になりかねないということです。
脂漏症や、ひどい目ヤニ、外耳炎なども症状だけ診ていると、根本的な問題を見逃してしまいます。
結石症にも、なぜそうなるのかの意味がありますし、ガンや糖尿病、心臓病になるのにも、原因があり、意味があります。
ただ、原因や、意味は個々のケースで異なることがほとんどです。
ですから、
「どんな皮膚病でも、これを食べさせれば治ります!」とか、
「どんなガンでも、たちまち治ってしまう健康食品はこれです!」
などというものは、理由が違うのですから、本来存在しません。
大切だからもう一度言います。
この病気にはこの方法!」というものは存在しません。
ただ、
「この子の今の状態に合うと思われる方法はこの方法!」というものがあるだけなのです。
そこで当院では、じっくりと飼い主さんから今までの経過を伺い、今悩んでいらっしゃる「症状」の「原因」や「意味」についてお互い納得いくまで話し合い、方針を立てていきます。
須崎動物病院では、よくありがちな「こうでなければならない!」とか「こうすべきだ!」という押しつけは一切致しません。
書籍では、ご飯食の良さをうたっておりますが、だからといって「病気治しのためには玄米菜食でなければならない!これが解らんやつは来るな!」という乱暴な考え方は持っておりません。
診療の目的は「飼い主さんの望む結果を手に入れること。」だと思っています。
そして、生物に「絶対!」とか、「100%」ということはあり得ません。「合う」か「合わない」かで観ていくのが一番実践的だと考えております。正直なと ころ「やってみないとどうなるか解らない」こともあります。ですから、『このケースではやってはいけないこと』をおさえつつ、「合う方法」を探っていくの が実情です。
先ほど申しましたように、個々のケースで理由は違うわけですから、最初の方針が合わないこともあるでしょうし、体質が変わったからこそ、途中で方針を変更しなければならないことも出てきます。
ですから、
方針は出来るだけ複数の選択肢を提案し、
飼い主さんが実践可能な方法を選択できるようお手伝い致します。
食事指導もご飯食、生肉食、フード、どれでも、「合う方法」を選択するのがいいと思っています。
この様に須崎は、「こだわらず、偏らず、押しつけず」の精神で、日々活動しております。
当院にいらっしゃる飼い主さんには、
「かかりつけの先生にこんな事質問しにくい…」とか、
「かかりつけの先生もお忙しそうだから、長々とお話しするのは心苦しい…」
という、知りたいけれど、言い出しにくい状況にある飼い主さんや、
「あっちの病院ではこういわれたけど、こっちの病院では別なことを言われた…。三つ目の病院でもまた違うことを言われた…。どうしたらいいの?」と悩んでいらっしゃる方がとても多くいらっしゃいます。
ですから、診療時には、どんな些細な不安要素も、残らず質問し、解決して頂きたいと思います。